自分に合ったランニング用のGPS腕時計を見つけるため、購入前に知っておきたい「GPSランニングウォッチ選びの10のコツ」を紹介します。
GPSランニングウォッチ選び10のポイント
①まずは軽さをチェック!
「ランニングウォッチを左につければ左手が下がり、右につければ右手が下がる。」
「フォームが崩れがちになるので、出来るだけ軽量のものを選ぶべき。」
箱根駅伝の選手を育てた監督さんの言葉です。
GPSランニングウォッチ選びでは、ついつい機能にばかり目が行きがちですが、フォームを崩してしまっては本末転倒。
特に、日ごろ時計を着け慣れていない方は、できるだけ軽いものを選ぶと良いでしょう。
②GPS起動時の動作時間は余裕を持って!
GPS機能付きの腕時計は、充電式です。
時計モードでは、充電が数日もつものでも、GPSで測位しているとすごい速さで消費されていきます。
GPS起動時に、5時間計測してくれるものや、30時間計測してくれるものなど、モデルによって大きく異なりますが、
気温や電池の劣化で動作時間は短くなることがありますので、余裕を持って選ぶと良いでしょう。
③日本の準天頂衛星みちびき対応で正確な測位を!
GPSランニングウォッチと一口で言っても、メーカーによって位置精度に差があります。
各メーカーのGPSチップの感度を比較するのは、難しいのですが、購入の決め手の一つになる確認事項が、準天頂衛星「みちびき」に対応しているかどうか。
「みちびき」は日本の衛星です。
日本の上空にいる確率が高いので、
背の高い障害物がある山間部や都市部でも、受信障害や測位結果の誤差が生じにくく、測位精度が高いです。
追記:ガーミンの新モデルが、GPS+みちびにに加え、ロシアの衛星グロナスにも対応しました。
④心拍計は腕時計内蔵か?別売り胸バンドか?
心拍(脈拍)計測には、主に、①腕時計のみで計測するものと、
②別売りのハートレートモニター(センサー)を胸に固定し計測するものがあります。
心拍(脈拍)計測モデルを検討する場合は、別売りのハートレートモニター(センサー)が必要かどうかを確認する必要があります。
⑤加速度センサー内蔵で曇りでも安心!
雲が多い日、室内、トンネル内、などGPSが捕捉しにくい場所でも、加速度センサー内蔵であれば安心です。
加速度センサーは複雑な体の動きを測位し、GPSが苦手な環境でもデータの精度を上げてくれる、高機能モデルには無くてはならない存在です。
加速度センサーが内蔵されていなくても、靴紐にフットポットをつけることで室内利用に対応するモデルもあります。
⑥標高表示でレジャーやトレイルランにも!
リアルタイムで標高を表示してくれるモデルは、ランニング時だけでなく、アウトドアやレジャーでも大活躍です。
トレイルランや山間部でトレーニングをする方は、標高表示モデルの中でも、より精度が高い気圧高度センサー内蔵のモデルを選択しましょう。
⑦バイブレーションで音が聞こえないを解消!
音楽を聴いていたり、車通りが多い場所だったりすると、ラップを刻む「お知らせ音」が聞こえないことがあります。
また、レースの時には、みんな同じような場所で「ピピッ」というので、自分の音か分からず何度もランニングウォッチを確認する…なんてこともあります。
バイブレーション機能があれば、すべて解決です。
⑧タッチパネルで簡単操作!
走っていて時計のボタンを操作するのは、意外に難しいものです。
走りに集中できないというランナーには、タッチパネルを採用したモデルをおすすめします。
画面をタップすると、バックライトが付いたり、設定した画面が表示されたり…
様々なモデルがあります。
⑨トライアスロンはマルチスポーツ対応モデルで!
トライアスロンをする方には、マルチスポーツ対応のモデルをおすすめします。
スイムに関しては、泳いだ距離、時間、スピードだけでなく、ストローク数も計測してくれますし、バイクはケイデンスセンサー(別売り)に対応しているモデルがいいでしょう。
⑩故障した時のサポートと保証期間
GPS機能付きの腕時計は、ボタン操作やパソコンとの同期など、普通の腕時計と比べて操作が多いです。
そのため、使っている間にトラブルが起こることも。
GPSランニングウォッチのメーカー・販売店によっては保証期間が設定されている場合がありますので、必ずチェックするようにしましょう。
最後に、
人気のGPSランニングウォッチを実際に比較してみました↓
以上、GPSランニングウォッチを選ぶ10のポイントでした。