一目でわかる!ポラールGPSウォッチを21項目で徹底比較

VANTAGE V2(バンテージV2)の発売で、巻き返しを図るポラール。

IGNITEとVANTAGEシリーズに搭載された、FitSpark™ デイリートレーニングガイド(フィットネスワークアウト)も好評です。

しばらくガーミンに遅れをとっていましたが、心拍計の老舗としての方向性がここにきて定まったようです。

それでは、今後が楽しみなポラールGPSランニングウォッチの違いを、発売順に徹底比較します。

VANTAGE V2

2020年11月5日発売のVANTAGE V2は、スポーツに関するポラールのノウハウをすべて搭載した、軽量プレミアム マルチスポーツウォッチです。

「ノウハウをすべて搭載」というだけあって、一台でGRIT XとVANTAGE Vの機能をすべてカバー。加えて新機能として、

①トレーニング後の下半身筋肉の回復具合をチェックする脚力回復度テスト

②最大有酸素パワー(MAP)・最大有酸素スピード(MAS)・最大心拍数などが分かるランニングパフォーマンステスト

③パワーセンサー付きのバイクを用いて、最大パワー(W/kg)やFTP(機能的体力閾値)を測定するサイクリングパフォーマンステスト

④スマートフォンの音楽コントロール
文字盤カラーテーマの変更

も可能になりました。

GRIT X同様、常時表示のカラータッチディスプレイ、指紋防止のラミネート加工が施されたゴリラガラスレンズが採用されたことも好印象。

耐性テストも軍用基準MIL-STD-810Gをクリアしています。

サイズ47×47×13mm
重量52g
解像度240×240 ピクセル
防水機能100m防水
動作時間トレーニングモード 40時間
衛星測位GPS/みちびき/GLONASS/Galileo

GRIT X(グリットX)

2020年6月発売、ポラールのGPSウォッチで初めて電子コンパスを採用したGrit Xは、マルチスポーツ対応のGPSウォッチです。

上り坂・下り坂でのスピードや時間を表示するHill Splitterも搭載し、トレイルランなどアップダウンの激しいアクティビティで活躍。

また、カーナビゲーションのように、交差点で進行方法を知らせるターンバイターンナビゲーションにも対応しました。

トレーニング後は、筋肉やカーディオ(心肺系)の負荷や使用エネルギーを表示。

耐久性もアメリカの軍用基準MIL-STD-810Gに合格し、耐水性も100mと向上しました。

FitSpark™ デイリートレーニングガイドは、ユーザーの履歴やレベルに合わせて毎日2~4つのワークアウトを表示。 自宅でのトレーニングに役立ちます。

サイズ47×47×13mm
重量64g
解像度240×240 ピクセル
防水機能100m防水
動作時間トレーニングモード 40時間
衛星測位GPS/みちびき/GLONASS/Galileo

⇒⇒GRIT Xの新機能!VANTAGE M/Vとの違いは何?

IGNITE(イグナイト)

2019年7月発売のIGNITEは、日本語対応のフィットネス系のGPSウォッチで、100以上のスポーツ種目に対応。

プールでも、心拍数・泳法・距離・ペース・ストローク数・休憩時間を自動的に検出します。

毎日自動で更新されるFitSpark™ デイリートレーニングガイドは、筋力/カーディオ(心拍)/サポーティブ(体幹)の3タイプのワークアウトを提案してくれます。

また、ライフログ(心拍数・歩数など)計測に加え、日中に一定時間動かずにいると活動を促す低活動アラート機能も追加。

気軽に深呼吸運動を実践できるSerene™呼吸エクササイズは、リラックスしたいときに活躍します。

なお、睡眠については、睡眠の質を細かく分析するSleep Plus Stages、日中の負荷からどれだけ夜間に回復できたかを確認できるNightly Rechargeで監視。

タッチパネルと1ボタンによるスムーズな操作性も特徴。

ただし、ディスプレイは常時表示でないので、手首をひねる動作で画面を表示させなければならず、その点を除けば、完成度の高いGPSウォッチになっています。

サイズ43 x 43 x 8.5mm
重量35g
解像度240×240 ピクセル
防水機能30m防水
動作時間トレーニングモード 17時間
衛星測位GPS/みちびき/GLONASS/Galileo

⇒⇒INGITEを徹底レビュー!ポラールの進化がすごかった!

VANTAGE M(バンテージM)

2019年3月発売のVANTAGE Mは、VANTAGE Vの軽量版として発売されました。

130以上のアクティビティに対応するマルチスポーツモデルで、ロードランナーにも人気のモデルです。

ナビゲーションがスタート地点に戻るのみであること、気圧センサーがないことなど、VANTAGE Vとの違いはいくつかありますが、

心拍トレーニングや、GPSを用いたトレーニングデータの記録、高度な睡眠分析、呼吸ガイダンス、トレーニングプランの作成など、

ランナーにとって充実した機能が搭載されています。

選択式のワークアウト、FitSpark™ デイリートレーニングガイドも搭載。

日本語表示にも対応し、スマート通知機能もあります。

サイズ46 x 46 x 12.5 mm
重量45g
解像度240 x 240 ピクセル
防水機能30m防水
動作時間ウォッチモード 5日間
トレーニングモード 30時間
衛星測位GPS/GLONASS

VANTAGE V(バンテージV)

2018年11月発売のVANTAGE Vは、長い稼働時間と高い防水性が特徴のマルチスポーツモデル。130を超えるスポーツから選択可能です。

マルチスポーツトレーニングモードでは、トライアスロンのトランジションを自動でモニタリングし、かかった時間も計測します。

また、Training Load Proでは、カーディオ(心拍系)負荷(疲労度)を数値化し、Recovery Proでは回復度合いを推計します。別売りのパワーメータを使用すれば、筋肉への負荷値も取得可能です。

その他、目標に合わせたトレーニングプランの取得、VO2max(最大酸素摂取量)の数値化、日々の心拍数・歩数・距離、睡眠のモニタリングなどの機能があります。

また、Vantage VはGRIT Xのようなターンバイターンナビゲーションはありませんが、他のユーザーの記録したルートをマップ上で確認できるルートガイダンスに対応。

FitSpark™ デイリートレーニングガイド機能搭載で、耐久性はアメリカ軍用規格MIL-STD-810G に合格しています。

サイズ ‎46 x 46 x 13 mm
重量66g
解像度240 x 240 ピクセル
防水機能50m防水
動作時間ウォッチモード 7日間
トレーニングモード 40時間
衛星測位GPS/みちびき/GLONASS/Galileo

M430

フルマラソンに対応するGPSランニングウォッチ、M430。(2017年7月発売)

手首での心拍計測に加え、有酸素運動能力や最大酸素摂取量(VO2max)を計測します。

また、活動量計機能を使えば、歩数、消費カロリー、睡眠の時間と質など、日々の健康をモニタリング可能。

「ジョギング・ランニングの記録を残し、ライフログと睡眠モニターで健康をチェックしたい!」

という方にはおすすめです。

なお、M200との主な違いは

  • トレーニング負荷や回復時間を表示すること
  • オートストップ機能があること
  • インターバルタイマーがあること
  • スタート位置へ戻る機能があること

また、2万円以下という価格も魅力で、2020年10月現在も一定の人気があるGPSウォッチです。

サイズ32 x 27 x 14 mm
重量51g
解像度128 x 128 ピクセル
防水機能30m防水
動作時間ウォッチモード 5日間
トレーニングモード 8時間
衛星測位GPS

M200

2016年発売のM200は、GPS計測+活動量計+手首での心拍計測が可能でありながら、機能をしぼることで低価格を実現。

胸のハートレートセンサー無しで心拍を計測できるので、気軽に心拍トレーニングをしたり、ペース管理をするのにも役立ちます。

活動量計は、歩数、消費カロリー、目標運動量や、睡眠の質なども確認できます。

トレーニング中の表示画面が2項目(×7ページ)な点や、オートストップ機能が無い点は注意が必要です。

バックライトの自動点灯や、スマホとのBluetooth(R) Smart接続、スマート通知機能による電話の着信やメール受信通知があります。

サイズ42 x 42 x 14.7 mm
重量44g
解像度記載なし
防水機能スイム
動作時間ウォッチモード 6日間
衛星測位GPS/みちびき/GLONASS/Galileo

⇒⇒15,000円は高いのか?M200レビュー!

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