Amazonの「ランニング用GPS・アクセサリー」で、珍しく中華系のGPSウォッチが1位を取っていたので、どんな時計なのか気になり調べてみました。
1位を獲得していたのは、Yamayという会社から出ているSW020という時計で、価格は激安の4,490円(2020年11月3日現在)。
GPSウォッチでこの価格はすごすぎると思っていたのですが・・・
残念ながらGPS内蔵の時計ではありませんでした。
では、 「ランニング用GPS・アクセサリー」 なのにGPSが内蔵していないというのは、どういうことなのでしょう?
GPSウォッチとは
通常、GPSウォッチというと、衛星測位システムを受信する装置を内蔵している時計のことを指します。
その受信装置は、衛星から発信された光速度の電波が、どれくらいの時間をかけて到着したかで、衛星からの距離を測定。
3つ以上の衛星からの距離が分かれば、現在地が分かるというのが衛星測位システムの仕組みです。
2020年の時点で、衛星システムには以下のような種類があり、日本上空にも多数の衛星が飛んでいます。
- GPS -アメリカ(2020年31機)
- GLONASS -ロシア(2020年28機)
- Galileo -欧州(2020年26機)
- QZSS -日本(2020年4機)
- BeiDou -中国(2020年49機)
- IRNSS -インド(2020年9機)
そのため、GPSウォッチはスマートフォンを携帯しなくても、GPSウォッチだけで移動距離や速度を計測できます。
コネクテッド GPS
それに対し、Yamay SW020という時計は「 コネクテッド GPS」という仕組みで、ディスプレイにデータを表示しています。
Yamay SW020にはGPS受信機は内蔵せず、その代わりGPS受信機を内蔵したスマートフォンとBluetoothで接続して、各種データを表示するというものになります。
つまり、 スマートフォンを携帯しないと、GPSを用いた計測ができないということなのです。
コネクテッドGPSと明記していないページも・・・
では、Yamay SW020のようにGPS受信機を内蔵しない、GPS時計が「GPS・アクセサリー」として売り出されるの良いのか?
と疑問に思い、各時計のカテゴリーをチェックしてみました。
すると、ガーミンのvivomove Style、スントのSUUNTO 3(いずれもコネクテッドGPS)は、Amazonの「健康サポート機器」にカテゴライズされていました。
しかも、上記メーカーの コネクテッドGPSウォッチの説明欄には、内蔵GPSと区別するための「コネクテッドGPS」「スマートフォンのGPS機能を利用して」など説明が添えられています。
それに対して、格安ウォッチの販売ページの中には「GPS・アクセサリー」にカテゴライズさせ、かつコネクテッド GPSであることが記載されていないページが存在します。
一般的に、コネクテッドGPSウォッチは内蔵GPSウォッチより安くなるため、内蔵GPSと間違えて購入してしまう方がいるのではないかと心配になります。
Amazonの口コミで見かけた方も、スマートフォンのGPSと精度を比較しているので、内蔵GPSと間違えているのかもしれません。
到着から6日間、充電無しで連続使用しました。
https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R74F0KQ877LJU?ref=pf_vv_at_pdctrvw_srp
朝の目覚ましアラーム
バイブで確実に目覚め、周りには迷惑かけず。
結構気に入りました。
充電もち
6日連続使用で残72% 2週間余裕で使えそうです。
距離の精度
スマフォ内のランニングアプリと比較!
当初誤差あり??でしたが
歩幅の設定ミスが発覚
設定し直すとほぼ同じ値
安心しました。
LINE連携
問題無く連携
リラックスモードなどその他色々な機能はこれからですが、楽しみです。
コストパフォーマンスには満足しています。
もしくは「歩幅の設定」とあるのでGPSを用いず、加速度計で計測したか・・・。
まとめ
ここまで書いてきましたが、決してコネクテッド GPSのウォッチが悪いと言っているわけではありません。
また、Yamay SW020はGPSを内蔵していませんが、アクティブトラッカーとしてみれば非常に多機能です。
しかし、数多くのGPSウォッチが世に出回り、説明欄をちょっと読んだだけでは区別がつかないほど多様化している今、
購入する私たちが少しでも分かりやすいように、必要なことは明記してほしいと思います。
みなさんもご注意ください。