ガーミンのForeAthlete(フォアアスリート)230Jを購入、使ってみたので、
前モデル220Jからどれほど改良されたか、220Jの悪い口コミと比較&レビューします。
220Jの悪い口コミからみる230Jの改良点
元々、かなり評判の良かった220Jですが、中にはネガティブな口コミもありました。
ガーミン220Jはおもちゃっぽい…230Jは?
ForeAthlete220Jのデザイン以外は、満足。
220Jの機能性は気に入っていますが、ちょっとオモチャっぽいかも…。
ガーミンForeAthlete220Jの悪い口コミの中で最も多いのが、デザインについてです。
220Jは、時計に対して画面が小さく、「プラスチックの時計」とか「普段使いできずランニング専用」と言われがちでした↓↓
個人的には、オモチャっぽいというよりは、カジュアルな時計という印象。
それに対して、230Jのデザインはこちら↓↓
ForeAthlete230Jは、220Jに比べて液晶部分が大きくなり、太いラインが細くシンプルに。
アクセントカラーも赤から、白に変更されました。
さらに230Jは、アプリや画面表示をダウンロードできる「connect IQ」に対応↓↓
英語中心なのは残念ですが、色々なアプリを見ているだけで、GPSランニングウォッチの進化を感じることができます。
「もっと格好良くしたい!」
「普段使いできるデザインにしたい!」
という方は、connect IQにアクセスして、watch face(時計表示)を変更してみてください。
画面のデザインだけで、230Jの印象がかなり変わります。
また、
220Jは、計測値を3項目までしか表示できないのが、おしい。
という口コミもありましたが、
230Jは4項目表示が可能になったうえ、さらにconnect IQでお気に入りのData Fieldをダウンロードすることもできるようになりました。
220Jは稼働時間が短い…230Jは?
ForeAthlete220Jは良い商品ですが、次モデルでは、エプソン並みの稼働時間を実現してほしい。
最近のGPSランニングウォッチは、稼働時間もどんどん伸びています。
ガーミンが「多機能」を売りとするなら、エプソンは「稼働時間の長さ」が強み。
GPS起動で約20~30時間使用できる時計もある中で、ForeAthlete220Jの稼働時間「10時間(GPS起動)」は、確かに長い方とは言えませんでした。
しかし、ガーミンも230Jの稼働時間をしっかり伸ばしてきました。
ForeAthlete230Jの稼働時間
- トレーニングモード(GPS):約16時間
- トレーニングモード(GPS+GLONASS):約9時間
- 時計モード:約12週間
- 時計モード+ライフログ+通知機能:約5週間
230JのGPS起動時の稼働時間は、サロマ湖100kmウルトラマラソンの制限時間《13時間》もカバーする約16時間。
毎日2時間ずつ走っても、週1回の充電で足りるようになり、かなり改善されました。
220Jは薄暗いと見にくい…?230Jの改善点
220Jは暗いときはちょっと見にくい気がします。
220Jのカラーディスプレーはかなり評判がよいのですが、ご年配の方の中には「暗いと見にくい」と評価する方もいました。
その口コミに対し、ガーミンは230Jの「解像度」も「色の鮮やかさ」も改善してきました。
解像度を比較すると…
- 220J…180×180ピクセル
- 230J…210×180ピクセル
また、手首をひねる動作に反応し自動でバックライトが点灯する
「リストターンライト」
も採用され、より見やすい画面となっています。
220Jにはライフログ(活動量計)がない…230Jは?
220Jにライフログがあったら、もっと良かったと思います。
ライフログ(活動量計)機能とは、GPSを切った状態でも「歩数計・移動距離・消費カロリー」などを計測する機能です。
健康管理に気をつかう方に人気の機能ですが、220Jには装備されていませんでした。
しかし、今回のForeAthlete230Jには、ライフログ機能が追加!
一日の歩数や移動距離を確認できるので、健康管理にはもってこいです。
※上記画像は235Jと230Jの歩数計の精度を比較した時のもの。
また、「ハートレートセンサー」を装着すれば、日々の心拍も計測・記録されます。
230JのBluetooth対応スマホが増加!
私のスマホは、最新であったにもかかわらず、220JのBluetooth接続に対応していませんでした。。
220JのBluetooth接続については、620Jほどでないものの、やはり「スマートフォンが対応していなかった」という口コミがありました。
しかし、ガーミン社が公表したデータによると、
「230JとBluetooth接続確認済み」
とされるスマートフォンは、かなり増えています!
スマホでの管理を考えている方は、念のためチェックしておくと良いでしょう。
※ForeAthlete230Jの接続は、英語版「Forerunner230」を参照してください(代理店に確認済み)。
その他、ガーミン230Jで追加された新しい機能
230Jは、人気の220Jの機能を受け継ぎつつ、新たに多くの機能を追加しました。
その中で、気になった変更点は以下の通りです。
ロシアの衛星:グロナス対応でより高精度
230Jは、GPS・みちびきに加え、ロシアの衛星グロナスに対応。
受信できる信号が増え、より高精度な測位が可能になりました。
しかも、220Jも「捕捉が速い!」と人気でしたが、230Jはさらに捕捉時間を短縮。
高い壁の横でも、難なく衛星をキャッチしてくれます。
Vo2MAX(最大酸素摂取量)&リカバリーアドバイザーも!
ハートレートモニター(胸バンド)を着用すれば、
上位モデルでしか表示されなかった「Vo2MAX(最大酸素摂取量)」「リカバリーアドバイザー」も表示。
持久力や、回復に必要な時間を知ることができます。
インターバルの設定を230J本体で設定できる
230Jは、ガーミンコネクトで選択できるワークアウトの種類が増えました。
さらに、インターバルトレーニングについては、パソコンやスマートフォンで設定しなくても230J本体で設定・編集できるように!
気軽にインターバルトレーニングを楽しむことができるようになりました。
スマート通知で着信やメールを把握
230Jは、スマートフォンの着信やメッセージなどを表示する、スマート通知機能も装備。※1
ランニング中や、にぎやかな場所では、あわせてバイブレーション通知をONにしておくと、大事な連絡を見落とさなくて済むのでなかなか便利です。
音楽のコントロールも可能!
また、230Jはスマートフォンの音楽の再生や停止などの操作もできます。
さらに、230Jはトレーニング中の「ラップタイム」や「アラートメッセージ」をイヤホンを通して知らせてくれるというオーディオアラートという機能も付加。
イヤホンから流れる音楽の音量が自動で小さくなり、オーディオアラートが流れます。※1
※1 スマート通知・音楽コントロール・オーディオアラートは、BLE(Bluetooth Low Energy)での接続が必要です。
2019年2月 追記
230Jが発売されてから、多くの新モデルが登場しました。
発売当時、多機能と言われた230Jも、現行のガーミンモデルの中ではシンプルの部類に入ります。
それでも、未だに230Jの人気が衰えないのは、ランナーにとって過不足ない機能性・操作性を有しているからでしょう。