2016年10月発売のPolar(ポラール)M200。
光学式心拍センサー内蔵で首で心拍計測できるのに、価格が1万円台と安いありがたいモデルです!
今回は、実際にM200を購入、使ってみたので良い点、悪い点、M400との比較など、レビュー&口コミしたいと思います。
進化したPOLAR!最新のランニングウォッチ一覧はこちら↓
ポラールM200の機能をレビュー&口コミ!
超軽量40gのボディ
まず、M200の第一の特徴は、その軽さ。
サイズは、時計幅が直径42mm、厚みが14.7mmと大きめなのに、重さは40gと軽量。
ランニングウォッチが重いと、片腕だけが下がりフォームが乱れる原因になりますが、
M200なら時計を着け慣れていない方や、女性にも使いやすいでしょう。
ストラップは適度な伸縮性を保ちながらも、時計本体としっかりフィットするので、着け心地は良好。
手首での心拍計測は2点計測
M200は、胸にハートレートセンサーを着けなくても心拍数を計測することができる、光学式センサー内蔵モデルですが、
M200の光学式センサーは、2点計測。
(ガーミンForeAthlete 235Jは3点計測、エプソンWristableGPS sf-850は1点計測。)
また、M200のストラップは外れるようになっていて、充電やパソコンとの同期の際は、ストラップを外してUSBに接続。
この取り外しが若干面倒ではありますが、慣れれば特にストレスに感じることもありませんでした。
ストラップの裏には、USBの印があるので上下を間違うこともありません。
心拍計の精度
心拍計は、ベルトを苦しくない程度にしっかり絞めておけば、
トレーニング中に計測不能になることもなく、きちんと計測してくれます。(気温10℃前後)
急激に心拍数が上下した時など、若干遅れて表示されますが、
M200の価格を考えたら、心拍計の精度は十分許容範囲。
やはり胸バンドを着けなくていいのは、便利です。
操作性
M200の操作は、左右1つずつ、計2つのボタンを、短く押したり、長押ししたりすることで、画面を切り替え行います。
計測を始める時、手動でラップを切る時、一時停止するときなどは、ボタンを長押しするのですが、
力を入れてしっかり押さないと、別の画面が表示されて戸惑うことが何度かありました。
ランニング時の主なボタン操作は以下の通りです。↓
- 右のボタンを長押しして、ランニングの画面を開く。
- 再度右のボタンを長押しして、計測をスタートする。
- ランニング中に他の計測画面を見たいときは、右のボタンを短く押す。
- 手動でラップをとる時は、右のボタンを長押し。
- 信号などで一時停止をしたいときは、左のボタンを短く押す。
- 一時停止を解除して走る時は左のボタンを長押し。
- 計測を終了するときは、一時停止した後に、右のボタンを長押し。
慣れれば意外と簡単ですが、初めは練習が必要かもしれません。
M200の捕捉時間
私の環境下でのGPSの捕捉時間は、次の通りです。
・前日にGPS測位していると…20~40秒程度
・4~5日GPS測位すると…1分30秒~2分程度
住宅地の6m道路の真ん中で計測していますので、
ビル街など高い建物がある場所では、もう少し時間がかかるかもしれません。
レース前などには、一度早めに捕捉を完了しておくと安心です。
M200はランニングの画面を開いた時点で、GPSの捕捉をはじめGPSマークが点滅 ⇒ 完了すると、バイブでお知らせ後GPSマークが点灯に変わります。
表示項目は、2項目×7画面
M200のトレーニング画面の表示項目は、2項目です。
画像では、「タイムと心拍数」が表示されていますが、
Polar Flow Webサービス(パソコン)で設定すれば、表示項目を「距離と心拍数」などに変更・カスタマイズできます。
オートストップ・スタート無し
M200は、オートストップ・オートスタート機能がありません。
トレーニング中に、信号待ちなどで立ち止まる時は、手動で計測をストップし、
走り出したら、また手動でスタートする必要があります。
オートラップ機能あり
M200は、特定の経過時間、または距離で「自動ラップ」を設定することができます。
自動ラップは、Polar Flow Webサービスで設定する必要がありますが、
必要な時に自分でラップを切る「手動ラップ」にも対応。
先ほども触れましたが、右のボタンを長押しすると、ラップを切ることができます。
Polar Flowの画面とM200のGPS精度
また、M200の履歴をスマートフォンのアプリPolar Flowで開くと、以下のように表示されます。
GPSの精度もまずまずです。
また、ポラールと言えば、睡眠の質も判定してくれる活動量計が人気。
アプリ画面でも見やすく、充実しています。
バイブレーション通知機能付き
M200は、「バイブレーション通知機能」付きです。
にぎやかな場所でも、音楽を聴きながらでも、通知を見落とすことがないので便利です。
スマート通知機能あり
「スマート通知機能」対応なので、ペアリングした電話の着信、メッセージ受信、アプリ通知などを、画面で確認できます。
水泳が可能な防水仕様
M200は、防水仕様(装着したまま水泳が可能)になっています。
ただし、他のモデルと違って、水の中に潜ることには対応していないそうで、あくまでも水面の近くを泳ぐことが可能とのこと。
雨くらいでは、全く問題ありません。
Bluetooth® Smart対応
Bluetooth® Smart対応なので、スマホとの同期も楽々です。
トレーニング直後にスマホと同期⇒走行距離やタイム、心拍数など、詳細なデータを見ながら、トレーニングを振り返ることができます。
バッテリーはフルマラソン対応
M200のバッテリーは、GPS+心拍計ONで最大稼働時間6時間と公表されていますが、
実際に計測できる時間は、フル充電から約5時間30分でした。
ただし、気温が低いときなどは、バッテリーの消耗が早くなる可能性があるので、冬場のトレーニングやレースではもっと早くバッテリー切れになるかもしれません。
ポラールM200とM400の比較
最後に、「ポラールM200」と「M400」と比較します。
M200 | M400 | |
手首での心拍計測 | 〇 | - |
GPS計測 | 〇 | 〇 |
計測画面の項目数 | 2項目 | 4項目 |
加速度センサー | 〇 | 〇 |
オートストップ | - | 〇 |
オートラップ | ○ | ○ |
インターバルタイマー | - | 〇 |
活動量計 | 〇 | 〇 |
バイブレーション | 〇 | - |
スマート通知 | 〇 | - |
Bluetooth | 〇 | - |
M200は、機能をしぼることで低価格でありながら【GPS+手首での心拍計測】を可能にしています。
1万円台という価格を考えれば、コストパフォーマンスはなかなかのもの。
ファンランを楽しむ方や、コスパの良いGPSウォッチが欲しい!という方には、十分おすすめできるGPS腕時計でした。