運動不足解消のため、ダイエットのため、マラソン大会のため…
ランニングを始める理由は人それぞれですが、
なかなか続けられない…という悩みを持つ方も少なくないようです。
そこで、ここでは、本当にランニングが楽しくなり、長く続けられるために、押さえておきたいポイントを紹介します。
ランニングを長く続けるための5つのポイント!
ちゃんと食べて、ちゃんと寝よう!
健康なはずのランニング。
でも、栄養不足や睡眠不足で、体の調子が悪い状態で走っても、良いことはありません。
ダイエット中だからといって、お米やパンといった主食を抜いたり、
野菜はあまり好きじゃないからと、野菜不足の食事をしていては駄目。
ランニングには、エネルギー源となるお米やパン(糖質)がとても大切です。
野菜や果物、きのこ等(ビタミン・ミネラル)は体の調子を整えたり、エネルギーを作りだしますし、
貧血にならないように鉄分を含む食材も重要。
バランスの良い食生活を摂ることが、ランニングを長く続けることにつながります。
また、体の回復のためにも、きちんと睡眠時間を確保することも心がけたいところです。
靴はランニングシューズを履きましょう!
ランニングは、専用のランニングシューズを履きましょう。
走行中、人の足には、体重の何倍もの力がかかっています。
ランニングシューズは走るために開発されていますので、体への負担を軽減してくれますが、
他の靴はそうではありません。
ランニングシューズでない靴を履いて走ると、ケガや故障の原因にもなりますので、必ず専用の靴を用意しましょう。
ビギナーの方は、安定性とクッション性に優れたトレーニングタイプを選択すると良いでしょう。
ウォームアップ&クールダウンは入念に!
走る!と決めると、ランニングウェアに袖を通して、すぐにでもラン!といきたいところですが、ちょっと待ってください。
走行前のウォームアップ・走行後のクールダウンは、時間をかけてしっかりやりましょう。
ウォームアップ
念入りなウォームアップは、ケガや故障を予防してくれるだけでなく、より良いパフォーマンスやスムーズな血液循環に役立ちます。
時間にして5~10分程度、関節の屈伸運動やストレッチ、簡単な筋トレを行うと良いでしょう。
特に、寒い時期や寝起きで走る場合など、すぐに走り出すと心臓に負担がかかりますので、より時間をかけて体を温めてください。
また、ランニング後のクールダウンも重要です。
クールダウン
クールダウンは、疲労回復、ケガや故障の予防に役立ちます。
走行後はすぐに立ち止まるのではなく、徐々にスピードをゆるめて、ジョギングやウォーキング、ストレッチ、関節の屈伸運動などをすると良いでしょう。
また、マッサージやアイシングも効果的です。
最初から頑張って走らない!ウォーキングだって正解!
一生懸命な人ほど、最初から、「早く&長く」走ろうとしてしまいがち。
でも、最初からとばすと、楽しさより苦しさを味わうことに。
何事も楽しくないと、続きませんね。
楽しく走るためには、自分の走力より「ゆっくり&短く」走ることが大切です。
5分も走れない…という人だって、大丈夫!
そんな時は、ウォーキングから始めましょう。
初めは30分歩き、慣れてきたら、
25分歩き+5分ラン ⇒ 20分歩き+10分ランというように、
ランニングの時間を少しずつ増やしていきましょう。
歩いたり、走ったりを繰り返し、何度かトレーニングしていくうちに、自分でも驚くほど長く走っていられるようになります。
周りに速いランナーがいたりすると無理をしがちですが、「お先にどうぞ」くらいのゆったりした気持ちで走るといいでしょう。
ランニングデータを記録すると、自分の成長が分かって◎
ランニングを続けていくと、早い人で1か月もすれば
「あれっ?!今日、いつもより走れてる…!」と体の変化に気がつくことでしょう。
初めは全く走れなかったのに⇒30分以上連続で走れるようになったり、
1㎞7~8分で走っても苦しかったのに⇒いつの間にか5分台/㎞で走れるようになったりと、
人によってレベルの違いはあったとしても、自分の成長が見えてきます。
ランニングを開始してから、初めて味わう「感動(!)」です。
日ごろから、GPSランニングウォッチなどでランニングのデータ(距離・時間・ペースなど)を取っておくと、
「ランニングを始めた頃の自分」と「今の自分」を比較できるので、喜びもひとしおです。
是非、ランニングのデータを取っておきましょう。
以上、はじめてのランニング!長続きする5つのコツでした。
なお、この記事は金哲彦さんのランニングスタート・ブックを一部参考にさせていただきました。
ウォームアップ&クールダウンの仕方、正しいウォーキングの姿勢など、写真で具体的に説明されているので、大変勉強になります。
是非、参考にしてみてください。