エプソンのGPSランニングウォッチ、wristableGPS(リスタブルGPS)は、商品名の数字の大小が機能性と全く関係く、性能の違いが分かりにくい。
そこで、エプソンのランニングウォッチの機能を比較、一覧にまとめる。
エプソンと言えば、大手プリンターメーカーのイメージが強いが、セイコーの腕時計の開発・生産し、センサーやICなど制御に必要な技術を他社に提供するなど時計作りに携わってきた。
GPS機能付きのランニングウォッチに参入したのは2013年。
各モデルの比較は以下の通り。
多機能!心拍計内蔵でリカバリータイムも表示!
WristableGPS(リスタブルGPS)J-300
J-300は、インドアラン、インドアバイク、トライアスロン、プールスイム(脈拍計測)、オープンウォータースイム(GPS計測)、トレッキングにも対応したマルチモデル。
sf-850の脈拍計内蔵・最大酸素摂取量に加え、回復時間を示すリカバリータイムやトレーニング効果を数値化する機能が追加。
インターバルや心拍数を基準にしたトレーニングも可能な上、脈拍計測つきの活動量計PULSENCE機能も人気。
また、スマートフォンとの連携も強化され、トレーニングデータの自動アップロード、着信通知、ミュージックコントロールなど可能になった。
ディスプレイには、エプソン独自のEasyView Displayが採用され、画面の視認性がさらに良くなったことも評価できる。
J-300の機能はそのまま!長時間駆動モデル
WristableGPS(リスタブルGPS)J-350/U-350
J-300の稼働時間を伸ばしたモデルがJ-350とU-350。
J-350/U-350の稼働時間は、GPS+脈拍計測で36時間なので、ウルトラマラソンやロングトレイルなどにもおすすめ。
防水性能も、J-350/U-350は10気圧(100m)防水と、J-300とは差別化されている。
その他の機能はJ-300と同じく、マルチスポーツ対応のGPSウォッチで、脈拍計内蔵、最大酸素摂取量、リカバリータイム、各種トレーニング機能、PULSENCE(活動量計)、スマートフォン連携など多機能モデル。
U-350BSはクリスタルガラスを使用しているため傷に強い。
心拍計内蔵&シンプルで使いやすい!
WristableGPS(リスタブルGPS)SF-850
sf-850は、光学式センサー内蔵で、胸のモニターを着けなくても手首で、脈拍計測が可能。対応種目はラン、ウォーク、バイク、トレッドミル。
最大酸素摂取量や、5㎞~フルマラソンの予想タイムも表示。また、PULSENCE(活動量計)機能も搭載し、日々の歩数・消費カロリー等を表示する。
画面のタップ操作は、バックライトの点灯・ラップ・画面の切り替えなど、設定により変更がが可能。
PCアプリから、オートラップや目標ペース、インターバル等の詳細を設定すれば多彩なトレーニングもできる。
なお、J-300、J-350で対応しているマルチスポーツ、リカバリータイム、トレーニング効果、データ自動アップロードは非対応。
⇒⇒sf850レビュー!EPSONはGARMINに劣るのか?
稼働時間の長さが特徴
WristableGPS(リスタブルGPS)SF-720
エプソンの最新モデルsf-720は、前モデルsf-710からデザインを一新。画面を囲むベゼル部分は、メタル+透明アクリルで光沢を出し、スタイリッシュに変更された。
前述のsf-850との大きな違いは、心拍センサーを内蔵していない点。ただし、sf-720も胸につけるHRモニターを使用すれば、最大酸素摂取量(VO2Max)や、予想タイムも表示する。
他、活動量計による歩数・カロリー測定ができること、インターバル設定が可能なこと、画面のボタン操作が簡単になったこと、タップ操作などもsf-850と同等。
心拍計内蔵のランニング特化モデル
WristableGPS(リスタブルGPS)J-50
J-50はラン、ウォーク、トレッドミルに対応。エプソンの脈拍計内蔵のGPSウォッチの中で、一番リーズナブルな価格設定が特徴。
とはいえ、稼働時間も、GPS+脈拍計測で10時間とフルマラソンにしっかり対応。インターバル、心拍目標など、各種トレーニングも充実している。
スマートフォンの自動アップデート、着信通知、ミュージックコントロール機能もあり、最新の技術を体感できる。
なお、J-50も標高、マラソン予想タイム、最大酸素摂取量、トレーニング効果を計測できるが、アプリのみで確認が可能。
GPS機能でウォーキング~フルマラソン対応
WristableGPS(リスタブルGPS)SF-120
GPS機能をシンプルにまとめたsf-120は、ウォーキング~フルマラソンランナーまで対応するモデルになっている。
GPS機能使用時には、距離・ペース・ラップタイム表示や、停止時には計測停止するオートポーズ機能。さらには目標ペースを設定できる目標ペース機能も。
また、活動量計は、GPSを起動しなくても、1日の歩数・消費カロリー・移動距離を計測。
対応種目は、ランとウォーキングで、別売りのHRモニター(胸バンド)に対応する。
はじめてのGPSウォッチならコレ!
WristableGPS(リスタブルGPS)Q-10
2017年8月に発売されたQ-10は、機能をGPS計測と活動量計だけにしぼったエントリーモデル。
SF-120と似た仕様になっているが、Q-10は稼働時間が長く、また、ランとウォーキングに加えてトレッドミルに対応している。
目標時間と目標距離を設定したトレーニングを行うことも可能。40gと軽量なので、はじめてのGPS腕時計におすすめ。
ただし、スマートフォンでのデータアップロードはできないので、データ管理にはパソコンは必要。(パソコンで同期後、スマホで閲覧することは可能。)