一目でわかる!ガーミンGPSランニングウォッチの違いを徹底比較

以前は種類によって特色が分かれていたガーミンのGPS腕時計(ForeAthlete系、instinct、vívo系、fēnix系)だが、

最近では機能が似通ってきて、違いを明確にするのが困難になってきた。

そこで、全GPSランニング系モデル(以下、GPSランニングウォッチ)の違いが一目で分かるよう、主な機能を比較、一覧にする。

Instinct

Instinct

Instinctは、3軸電子コンパス気圧高度計を内蔵するアウトドア系ウォッチにも関わらず、その求めやすい価格設定が受けて、売り上げを伸ばしている。

耐衝撃性、耐熱性、耐水性、耐凍結性は、アメリカの軍用基準をクリアしており、トレイルラン、バイク、オープンウォーター、登山、スキーなど様々なシーンで安心して使用できるのが特徴。

トレーニング機能が充実するForeAthlete系などに比べると、ランニング機能は絞られているが、

位置計測はGPS+GLONASS+みちびき+Galileo対応、手首でのリスト型心拍計搭載、活動量計での健康管理、スマートフォンとの各種連携など、充分な機能を持ち合わせている。

なお、土地勘がない場所で走り始めても、同じルートでスタート地点に戻れるナビゲート機能(トラックバック)や、Garmin Exploreで事前にルートを作成する機能もある。

液晶は白黒だが、シンプルで太陽光の下でもくっきり見えるのが特徴。

⇒⇒ガーミンInstinctレビュー!スントやHRセンサーと比較ほか

ForeAthleteシリーズ

ランナーのためのGPSウォッチとして進化してきたForeAthleteシリーズ。シンプルな機能~最新多機能モデルまで、数多く販売されている。

ForeAthlete 245 Music

人気モデル 235Jの後継として、2019年5月16日に発売されたForeAthlete 245 Music。

500曲を時計にダウンロードできる音楽モデルで、645と似た機能を持つが、

245/ 245Musicは気圧高度計・電子コンパス・電子ウォレット機能を持たないロード中心ランニングウォッチになっている。(245/245 MusicのナビゲーションはGPSによるもの)

反対に、245 MusicはGalileoに対応し、事故検知機能などのセーフティ機能や、余っている体力量(Bady Battery)を測定する機能が追加された。

その他、フォームの上下動左右バランスなどを計測したり(ランニングダイナミクスポット必要)、無酸素・有酸素それぞれのトレーニング効果も表示したりと、ロードランナーには嬉しい機能が充実している。

またライフログ機能には、活動レベルを学習して歩数目標を設定する自動ゴール設定、レム睡眠・ノンレム睡眠の長さを測定するスリープモニタリングもある。

⇒⇒245musicレビュー!235Jとの違いを比較・一覧にしてみた

ForeAthlete 245

ForeAthlete 245は、基本的なスペックは245 Musicと同様で、ただ一つ音楽を保存する機能を持たないモデルとなっている。

衛星はGPS・GLONASS・みちびき(補完信号)・Galileoに対応。

Garmin Coachにある無料のトレーニングプランを利用したり、Garmin Connectで自分だけのワークアウトを作ることもできる。

245/ 245Musicとも、ゴルフ、オープンスイムには対応していない。また、公式サイトではトレイルラン対応になっているが、高度計やコンパスがないため傾斜の強い山道などで計測すると誤差が大きくなる可能性があるので、注意が必要だ。

ForeAthlete 945

2019年6月上旬発売のForeAthlete 945は、ミュージックダウンロード最大1000曲、非接触型決済Garmin pay対応の最上級モデル。

オープンスイムトライアスロンにも対応し、レンズの素材にはゴリラガラスDXを使用するなど傷にも配慮している。

主なアクティビティは、ランニング、室内トラックラン、トレッドミル、トレイルラン、ゴルフ、バイク、屋内バイク、マウンテンバイク、プールスイム、オープンスイム、登山、スキー/スノーボード、筋トレ、ヨガなど。

また、内蔵のフルカラー地図を時計に表示させることができるなど、ナビゲーションも進化している。

別売りのランニングダイナミクスポッドを使用すれば、ランニングダイナミクス(ピッチ、ストライド幅、接地時間および接地時間バランス、上下運動および垂直比率を測定。フォームの改善に大いに役立つ。

その他、トレーニング後に表示される有酸素/無酸素のトレーニング効果や、残ってる体力を割合で表示するBody Battelyも参考になる。

なお、衝撃を検知する事故検出機能(一部のアクティビティ中)と援助要請機能は、先だって発売されたForeAthlete 245より追加された新機能だ。

睡眠の質、上昇階数が分かるライフログも人気だ。

ForeAthlete 645 Music

最新の機能が詰まったForeAthlete 645 Music 。

最大500曲まで保存できる音楽ストレージと電子ウォレット(Garmin Pay)にも対応する。

その他、上下動幅や接地バランスなどのランニングダイナミクスの計測(要別売アクセサリ)や、各種トレーニングプランのダウンロード、有酸素/無酸素のトレーニング効果リカバリータイム(回復時間)の表示など、多くの機能がある。

2地点間ナビゲーショントラックバック機能、Wi-Fi接続、ConnectIQにも対応する。

アクティビティは、ランニング、室内トラックラン、トレッドミルラン、バイク、屋内バイク、プールスイム、スキー、スノーボード、筋トレ、ヨガなどがある。

なお、公式サイトではマルチスポーツ対応モデルに分類されるが、オープンウォーター、トライアスロン、ゴルフには非対応なので注意が必要。

ForeAthlete 645

ForeAthlete 645は、音楽を保存できないことと、100m防水であることを除けば、645 Musicと同じ機能を持つ。

内蔵メモリも共に、アクティビティデータ200時間分

スマートフォンに保存している音楽を、ForeAthlete 645でリモコン操作することは可能。

また、645も645 Music同様、オープンウォーター、トライアスロン、ゴルフなどのアクティビティには対応していない。

ForeAthlete 235J

2015年の発売以来、ロード中心のランナーに大人気のForeAthlete 235J。

多すぎず、少なすぎない適度な機能が魅力のひとつ。

手首での心拍計測だけでなく、VO2Max(最大酸素摂取量)や、リカバリータイム(回復に要する時間)も表示。モチベーションの維持に役立つ。

各種トレーニングメニューもダウンロード可能。

日常生活では、ライフログ(活動量計)機能で、日々の心拍数や歩数を記録・管理できる。

また、GarminのアプリダウンロードサイトであるConnectIQにも対応し、ウォッチフェイスやデータフィールドなど、各種画面をカスタマイズすることも可能。

⇒⇒235Jレビュー!開封&ランで気になった19のこと。

ForeAthlete 230J

リスト型心拍計を内蔵しないモデルで、一番人気なのがForeAthlete 230J。

別売りのハートレートセンサーを着用すれば、235J同様、心拍数、Vo2MAX(最大酸素摂取量)、リカバリーアドバイザーも表示できる。

加速度センサーは、屋根のある場所でフットポットを着けなくても計測を可能にし、活動量計で日々の歩数・移動距離・消費カロリーを把握できる。

また、ガーミンのアプリサイトConnect IQにも対応し、好きな時計表示やデータ表示をダウンロード可能。

ランニングウォッチにはGPS機能があれば充分という方、心拍計測はハートレートセンサーを使うという方に人気!

⇒⇒【220Jから230Jへ】悪いレビューは改善された?

ForeAthlete 35J

リスト型心拍計内蔵のGPSランニングウォッチの中で、一番機能をしぼったシンプルなモデルが、35J。

とはいえ、前モデルにはなかった加速度センサーや活動量計を搭載。屋内・トンネル内のランにも対応し、日々の歩数/心拍数管理が可能となった。

スマホへの着信やメッセージの通知機能もあり、通知はバイブレーション機能つき。

トレーニングメニューは、①ランとウォークを繰り返す「ラン/ウォーク」、②設定したペースからの先行・遅延を知らせる「バーチャルペーサー」、③距離やステップ数を基準とした「インターバル」機能がある。

高機能なランニングウォッチは使いこなせるか不安というランナーにもおすすめ。

⇒⇒シンプルだけどなかなか優秀!ForeAthlete35Jレビュー

ForeAthlete 935

ウエストに引っ掛けて使用する『ランニングダイナミクスポッド』が標準付属で、

ピッチ、接地時間、接地時間バランス、ストライド幅、上下動、上下動比が簡単に計測でき、フォームの改善に役立つ。

その他、リカバリータイム、乳酸閾値、予想レースタイム、トレーニングの過不足を評価するトレーニングステータス、STRAVAセグメント、コネクトIQなど機能は充実している。

気圧高度計電子コンパスも搭載しているので、傾斜や山にも強くトレイルランにもおすすめ。(オートクライム機能あり)

なお、645 Musicおよび645はトレイルラン、オープンウォーター、ゴルフなどのアクティビティに対応していないのに対し、935は対応している。

ForeAthlete 735XTJ

ForeAthlete 735XTJも935と同じく、接地時間バランス、上下動、歩幅などのランニングダイナミクスの計測が可能。

ランニングダイナミクスの計測には、胸に装着するHRM-RunやHRM-Tri、ウエストに引っ掛けるランニングダイナミクスポッドのいずれかを使用する必要がある。(いずれも別売り)

735XTJ単体でも、手首で心拍計測が可能なので、

普段の生活では、脈拍計+ライフログで活動量を計測し、トレーニング時には、ランニングダイナミクスポットなどをつけて詳細なデータを取るなど、幅広い活用が期待できる。

電子コンパス・気圧高度計は搭載されていないので、ロード中心のランナーにおすすめ。

vivoシリーズ

スマートウォッチおよびアクティブトラッカーとして進化してきたvivoシリーズ。

最新のモデルは他のシリーズと機能が似通ってきたが、全モデルにおいて画面のタッチ操作可能など操作性の良さは特徴を残している。

また、vivoactive 3/vivoactive 3 music/vivosportの内蔵メモリは、アクティビティデータ7件、ライフログデータ(活動量計)14日間と限定的なので、こまめにパソコンやスマートフォンにデータを保存する必要がある。(vivoactive J HRの内蔵メモリは未記載)

vivoactive 3 Music

vivoシリーズで初めて最大500曲の音楽保存電子ウォレットに対応したvixoactive Music。

活動量計はステップ数や睡眠時間・睡眠の深さの他、移動距離の表示、心拍ベースの消費カロリーの計算もしてくれる。

また、基本的なランニングデータ(タイム・距離・ペース)の計測に加え、トレーニングプランのダウンロードおよびConnect IQでの各種画面のカスタマイズが可能。

ゴルフサイクリングフィットネス機器/ジム(トレッドミル、筋トレ、ヨガ、階段ステップ等)やアウトドアレクレーション(スキー、スノーボード等)など、様々なアクティビティに対応している。

なお、プールスイムには対応しているが、オープンスイムやトライアスロンには対応していない。

vivoactive 3

気圧高度計・電子コンパス内蔵のスマートウォッチ、vivoactive 3。

vivoactive 3は、本体に音楽を保存できないことを除けば、vivoactive 3 Musicと同じ機能を持つ。(スマートフォンに保存している音楽を、vivoactive 3でリモコン操作することは可能)

ラインなどのメッセージは、スマートフォンを取りださなくても時計の画面で確認できるのは嬉しい。

普段使いしたいランナーに人気。

vivosport

アクティブトラッカー(活動量計) vivosmart 3にGPSを搭載し、ランニング機能を加えたウォッチ、vivosport。

vivoactive J HRと比較すると、最大酸素摂取量(VO2max)機能が増え、スイミング/ゴルフなど複数のアクティビティと電子コンパスがなくなった。

重量24.1~27gは、ガーミンのGPSランニングウォッチの中で最軽量のため、初めてのGPSウォッチやウォーキングの計測・記録としてもおすすめ。

vivoactive J HR/シリーズ初期モデル

vivoactiveシリーズの初期モデル、vivoactive J HR。

上昇階数、消費カロリー、スリープモニタリングなどアクティブトラッカーとしての機能に、GPS+GLONASS、手首での心拍計測、気圧高度計、電子コンパスなど様々な機能が追加された。

また、搭載のスポーツアプリは、ランニングの他、サイクリング、ウォーキング、プールでのスイム、ゴルフ、スキー/スノーボードなど多岐にわたる。

Connect IQ対応。

fenixシリーズ

fenixシリーズというと、登山家のためのGPS腕時計という印象が強いが、fenix 5X、5、5Sもランニング機能は充実している。

fenix 5X、5、5Sの機能は酷似しているので、共通のスペックを以下に列挙した上で、それぞれの特徴を紹介する。

fenix 5X、5、5Sの共通する主な機能

  • 時計がどんな角度を維持しているか感知し、確度を補正する「3軸電子コンパス」搭載
  • トレイルランモードを選択すると、「自動クライム」機能がオン
  • 往路と同じ道をたどってスタート地点に戻る、トラックバック機能
  • 上下動・接地バランスなど、ランニングダイナミクスを表示(HRM-Run™、HRM-Tri™、ランニングダイナミクスポッドなど互換アクセサリが必要)
  • 心拍数を基にした消費カロリー、運動の強度を測定
  • ワークアウトの有酸素・無酸素運動の効果の確認
  • ウォッチフェイスやアプリを使ったカスタマイズができる「Connect IQ」対応
  • スイムモード…距離、ペース、ストローク数等
  • スキー/スノーボードモード…速度、距離、標高差、自動滑走計測(リフト搭乗中の自動停止機能付き)
  • ゴルフモード…Garmin Connectからダウンロードしたコースのフロント、ミドル、バックまでの距離を測定。ステータス追跡(フェアウェイヒットなど)、グリーンビュー、自動ショット検出、自動距離測定といった拡張機能あり

ランニングと合わせて、登山やゴルフ、スキーなどのアウトドアスポーツを楽しむユーザーには、面白いGPSウォッチだ。

fenix 5X

fenix 5Xにあって、fenix 5にない機能が、オフラインで確認できる登山用のプレロード地図(フルカラー)だ。

等高線が入った登山向けの日本登山地形図「日本登山地形図(TOPO10MPlus V4)」と「日本詳細道路地図(シティナビゲーターPlus)」がインストールされており、

施設名称を検索・案内するナビゲーション機能も搭載している。

内蔵メモリは15GB、Wi-Fiにも対応している。

なお、fenix 5Xは、ガラス部分が傷に強いサファイアで出来ている「sapphire」の1モデルのみで、標準で交換用QuickFit™ レザーバンド(ブラウン)が付いてくる。

fenix 5


fenix 5も、サファイアガラス仕様となっており、標準で交換用QuickFit™ シリコンバンド(ダークブルー)が付いてくる。

ステンレス製ベゼルを備えた頑丈なデザインだが、5Xより2.5mm薄くなっている。

5Sより勝る点は、バッテリー寿命がGPSモードで21時間と長く、Wi-Fiにも対応していること。

なお、登山用の地図はインストールされてないが、3軸電子コンパス・気圧高度計を用いたナビゲーション機能はあるためトレイルランニングなどで活躍する。

内蔵メモリは54MB。

fenix 5S

fenix 5とほぼ同じ機能を持ち、小型化・軽量化されたのがfenix 5Sだ。

fenix 5と比較すると、動作時間は短くなったが、内蔵メモリは54MGと変わらない。

Sapphire Champagne GoldおよびSapphire Blackはガラスがサファイア仕様になっていて、

うち、Sapphire Champagne Goldのみ、交換用QuickFit™スウェードレザーバンド(グレー)が標準装備されている。

fenix Plusシリーズ

fenixシリーズに多くの機能が追加され、最もハイスペックなGPSランニングウォッチとなったfenix Plusシリーズ。

公式サイトの仕様を見る限り、fenix Plusシリーズ3機種の機能は、デザイン性・バッテリー寿命を除き同じなので、まず共通する特徴を列挙する。

fenix 5X Plus、5 Plus、5S Plusの共通する主な機能

Plusシリーズは、前述のfenixシリーズ機能に加えて、以下の機能が追加・拡充された。

  • GPS、GLONASS、みちびきに加えて、Galileoにも対応
  • fenixシリーズでは、5Xのみだった登山用のプレロード地図が全てのPlusモデルに追加
  • スイム、サイクリング機能の拡充
  • ハイキング、クライミング、マウンテンバイク、スキー、スノーボードなどアウトドアレクレーション機能の追加・充実
  • 最大500曲の音楽データを保存でき、Bluetooth対応のイヤホンで聞ける
  • 電子ウォレット機能の追加

なお、接地時間とバランス、乳酸閾値については、互換アクセサリ(HRM-Run™、HRM-Tri™、ランニングダイナミクスポッドのいずれか)の装着が必要。

では、それぞれのモデルの特徴を見ていこう。

fenix 5X Plus

Plusシリーズの中で、一番大きく、動作時間が最も長いのが、fenix 5X Plus。

ガーミン公式サイトで、「究極のマルチスポーツ対応GPSスマートウォッチ」と言われるfenix 5X Plusは、
傷に強いドーム型サファイアレンズを使用。

ベゼルやボタンもステンレスまたはダイヤモンド・ライク・カーボン(DLC)のチタン製デザインになっている。

GPSモード30時間はガーミンのGPSランニングウォッチで最長。

fenix 5 Plus

Plusシリーズの標準的なモデル、fenix 5 Plus。

Blackを除き、傷に強いドーム型サファイアレンズを採用している。

ベゼルは、次世代コーティングPVD(物理蒸着法)被膜のステンレススチールまたはDLCチタンベゼルを使用している。

動作時間はGPS+音楽再生モードでも、最長7時間とフルマラソンをカバーする。

fenix 5S Plus

fenix 5S Plusは、小型化されたマルチスポーツ対応のGPSスマートウォッチ。直径45mmの人気モデル、ForeAthlete 235J/230Jより一回り小さい。

しかし、その分、動作時間もGPSモードで10時間、GPS+音楽再生で4時間と短め。

fenix 5同様、Blackを除き、ドーム型サファイアレンズを採用し、ベゼルはステンレススチール製。

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