スントやプロトレックなど「Wear OS by google」を搭載したスポーツタイプのスマートウォッチが増えてきました。
そこで、以下の7つのスポーツウォッチについて、衛星システムの種類や心拍計測の有無、バッテリー稼働時間などスペックを比較します。
Wear OS by googleとは
「Wear OS by google」はスマートウォッチのために開発されたGoogleのシステムです。
「Android Wear」という名称から2018年に、この名称に変更されました。
Wear OS by googleの機能
Wear OS対応のスマートウォッチが持つ機能は以下の通りです。
・情報の取得やスケジュール管理( Googleアシスタント)
・時計上でのアプリのダウンロードや更新(Google playストア)
・着信への対応・メッセージの受信および送信
・心拍数や歩数などで健康管理( Google Fit )
・音楽ダウンロード、選曲や音量調節
・ウォッチフェイスの変更(対応アプリ多数)
なお、Google Payは日本ではまだ対応していません。
2018年の記事ですが、GoogleのBarr氏がGoogle Payの対応国が一気に増えないことを聞かれて、以下のように答えています。
スマートフォンでGoogle Payに対応していても、Wear OSの端末をGoogle Payに対応させることは別で、新たにパートナーシップなどの交渉が必要です。その国の銀行など、ひとつひとつクリアしなければいけない問題が多く、時間もかかってしまいます。
出典:ascii.jp
それでは、ウォッチそれぞれのスペックや特徴についてみてみましょう。
Wear OS by google搭載のスポーツウォッチ比較
SUUNTO 7
サイズ | φ50mm × 15.3mm |
重さ | 70g |
Wi-Fi | 〇 |
耐水設計 | 50m |
ディスプレイ | OLED(有機EL)/ゴリラガラス |
解像度 | 454 x 454 |
操作方法 | タッチパネル/ボタン |
バッテリー稼働時間 | スマートウォッチ 最大48時間 GPSトラッキングモード 最大12時間 GPS+音楽 最大8時間 |
衛星システム | GPS/GLONASS/みちびき/BEIDOU |
バイブレーション | 〇 |
手首での心拍計測 | 〇 |
センサー | 加速度センサー 圧力(気圧/高度)センサー 電子コンパス |
音楽保存 | 〇 |
70種類以上のスポーツモードを搭載している「SUUNTO7」は、スポーツライフや毎日の生活も充実させてくれるウォッチです。
GPS追跡モードは連続で12時間使える長時間バッテリーを搭載。
オフラインアウトドアマップはスマホがなくても使用でき、15種類のアクティビティに対応しているヒートマップも搭載しています。
フィンランドでテストした信頼性の高い耐衝撃性、耐水性、防塵性。さまざまなスポーツで抜群の性能を発揮します。
SUUNT 7のレビューはこちら↓
TicWatch S2
サイズ | φ46.6×12.9(mm) |
重さ | 52.7g |
Wi-Fi | 〇 |
耐水設計 | 5 ATM (水泳用、最大50メートル) |
ディスプレイ | 1.39″ AMOLED (400 x 400 px) |
解像度 | 400×400 |
操作方法 | タッチパネル/ボタン |
バッテリー稼働時間 | 415mAh (最長2日間のバッテリー) |
衛星システム | GPS/GLONASS/Beidou |
バイブレーション | 〇 |
手首での心拍計測 | 〇 |
センサー | 加速度センサー ジャイロスコープ 低遅延オフボディセンサー |
音楽保存 | 公式情報なし |
極限の環境下でも耐えられる米軍用の耐久性を持ったのが「TicWatch S2」。
メーカー独自のAIアルゴリズムのセット、TicMotionを搭載。動きを検出し、フィットネスを自動で記録してくれます。
心拍数は24時間連続で計測。今後のアップデートで睡眠追跡も可能です。Googleも出資している北京が本拠の「モブボイ(Mobvoi)」の製品。
コスパの良さも魅力のひとつです。
FOSSIL FTW4025
サイズ | φ44mm×12mm |
重さ | 60 g |
Wi-Fi | 〇 |
耐水設計 | 3ATM |
ディスプレイ | AMOLED |
解像度 | 328pixels |
操作方法 | タッチパネル/ボタン |
バッテリー稼働時間 | 1時間充電で80-100%/約24-36時間 |
衛星システム | GPS |
バイブレーション | 〇 |
手首での心拍計測 | 〇 |
センサー | 加速度センサー 高度センサー アンビエントライト ジャイロスコープ |
音楽保存 | 公式情報なし |
「FOSSIL FTW4025」はFOSSIL第5ジェネレーション。泳げる防水にスピーカーがついたことで、電話やGoogleアシスタントをより効果的に使えるようになりました。
ストレージ容量もこれまでよりも増加。バッテリーモードも4パターンあります。シンプルな外観で、フェイスも自在にカスタマイズ可能です。
プーマ スマートウォッチ(PT9100,9101,9102)
サイズ | φ44mm×7mm |
重さ | 43 g |
Wi-Fi | 公式情報なし |
耐水設計 | 5ATM |
ディスプレイ | 有機EL |
解像度 | 高解像度 |
操作方法 | タッチパネル/ボタン |
バッテリー稼働時間 | 最大24時間使用可能 |
衛星システム | GPS |
バイブレーション | 〇 |
手首での心拍計測 | 〇 |
センサー | 加速度センサー 高度センサー 環境光センサー ジャイロスコープ |
音楽保存 | 公式情報なし |
プーマ初のスマートウォッチが誕生しました。軽量化され、ストラップ裏面は汗をかいても快適に使える仕様になっています。
プーマの公式ランニングアプリ「PUMATRAC」がインストールされいて、ランニング時の走行距離、消費カロリー、ペース、心拍数をトラッキングします。
またスイミング可能な防水機能も搭載。スタイリッシュでハイテクなウォッチです。
カシオ プロトレック スマート WSD-F20
サイズ | φ61.7 × 57.7 × 15.3 mm |
重さ | 92 g (バンド含む) |
Wi-Fi | 〇 |
耐水設計 | 5気圧 |
ディスプレイ | カラーTFT液晶 + モノクロ液晶 |
解像度 | (320×300 ピクセル |
操作方法 | タッチパネル/ボタン |
バッテリー稼働時間 | 時計のみ(タイムピースモード):約1ヶ月以上 通常使用(カラー表示): 約1日 毎秒測位(カラー表示): 6~8時間(精度優先) / 約18時間(バッテリー優先) |
衛星システム | GPS /GLONASS/みちびき |
バイブレーション | 〇 |
手首での心拍計測 | × |
センサー | 圧力(気圧/高度)センサー 加速度センサー ジャイロセンサー 電子コンパス |
音楽保存 | 〇 |
アウトドアをダイナミックに楽しめるカシオのウォッチ「WSD-F20」。米軍規格MIL-STD-810Gの耐久性で、マイクロフォンも搭載しています。
カラーTFTとモノクロ液晶の2層式ディスプレイになっていて、スリープ中でも時計表示が可能。アウトドアツールに便利なツールも各種搭載されています。
ストップウォッチにラップ機能がついてないのが、残念なところです。
カシオ プロトレック スマート WSD-F21HR
サイズ | φ61.7 × 57.7 × 16.8 mm |
重さ | 81 g (バンド含む) |
Wi-Fi | 〇 |
耐水設計 | 5気圧 |
ディスプレイ | カラーTFT液晶 + モノクロ液晶 |
解像度 | 320×300ピクセル |
操作方法 | タッチパネル/ボタン |
バッテリー稼働時間 | 時計とセンサーのみ:約1か月 ランニング/トレイル最大20時間 (心拍計測あり) |
衛星システム | GPS /GLONASS /みちびき |
バイブレーション | 〇 |
手首での心拍計測 | 〇 |
センサー | 圧力 (高度 / 気圧)センサー 加速度センサー ジャイロセンサー 電子コンパス |
音楽保存 | 〇 |
新しく搭載された心拍計測機能は5段階でわかる心拍ゾーン表示や、VO2maxにも対応しています。アクティビティアプリにも、ランニングとトレイルランニングが追加されました。
アクティビティを計測しながら地図も表示でき、現在地や移動してきた軌跡などの表示することができます。
MIL-STD-810G準拠、スマートウォッチの機能性と、アウトドアとしての実用性が兼ね備わったウォッチです。
カシオ プロトレック WSD-F30
サイズ | φ60.5 × 53.8 × 14.9 mm |
重さ | 83 g (バンド含む) |
Wi-Fi | 〇 |
耐水設計 | 5気圧 |
ディスプレイ | カラー有機EL + モノクロ液晶 |
解像度 | 390 × 390 ピクセル |
操作方法 | タッチパネル/ボタン |
バッテリー稼働時間 | 通常使用:約 1.5 日 時計とセンサーのみ:約 1 カ月 |
衛星システム | GPS /GLONASS/みちびき |
バイブレーション | 〇 |
手首での心拍計測 | × |
センサー | 圧⼒ (気圧/⾼度) センサー 加速度センサー ジャイロセンサー 電子コンパス |
音楽保存 | 〇 |
MIL-STD-810G準拠の耐久性や、パーツを小型化したことによる操作性はそのままで、大幅なダウンサイジングが可能となりました。
新たな機能として「エクステンドモード」が搭載。使わない時間帯を電源OFFにすることで、バッテリーの消費を減らすことができます。
各種センサーや地図機能が充実したスマートウォッチです。