ガーミン235J徹底レビュー!開封&ランで気になった19のこと

愛用のガーミンForeAthlete235J。

普段の練習やレースで何度も使ってきたので、開封~トレーニングまで、とことんレビューしようと思います。

235Jと後継モデル245musicとの比較はこちら

GPSや心拍計の精度、ライフログ、管理サイト、カスタマイズなど、気になった19のこととは…。

ガーミン235Jレビュー!開封~カスタマイズまで

開封!ベルトの付け替えは簡単

発売当初から大人気のガーミンForeAthlete235J。

最大酸素摂取量やリカバリーアドバイザー機能が追加されたり、稼働時間が長くなったりと、機能アップが目立ちます。

そんな進化した235JをAmazonで注文して、2日。

ついに届きました!

箱を開けると、235J本体・充電器・代え用ベルト・ベルト付替え用工具・操作マニュアル↓

充電器は、クリップ型のUSBケーブル、

【重要】という用紙は、1年間の保証書になっています。

ベルトは、届いた時点ではカラーバージョンだったので、

「ベルトは初めからブラックにしておいてもいいんじゃ?」

と思いつつ、工具2本を使って、ベルトを変更。結構簡単に変更できました。

そして、早速、腕に巻いてみると…

かなりしっくりきました…!

以前のモデルに比べて、デザインはよりシンプルになり、着け心地も良好。

ベルトも柔らかく、手首にしっかり巻き付いてくれます。

ベルトはかなり良質!

235Jのベルトは、触り心地はサラッとして、適度に伸縮性もあります。

ランニング中の汗のべたつきを軽減してくれるデザインも結構好きです。

しかも、かなり軽量!

これなら、レースの後半に「時計が重くて片腕だけ下がる」なんてことも、ずいぶんなくなるはず。

なかなかの質の良さに、テンションが上がります^^

ただし、ベルトの着脱時に、ベルトの輪の「出っ張り」が、若干引っかかるのが気になりますね…。

たしかに、つけている間はズレないので、「滑り止め」として一定の効果はあるのだと思いますが、もう少し着けやすくしてほしいところです。

光学式心拍計が3点計測に

235Jの光学式心拍計は、前モデルの2点計測から3点計測にパワーアップしました。

光学式心拍計が周りより高くデザインされているため、心拍計だけが手首にしっかり密着してくれます。

個人的には、時計全体が手首にピッタリ密着するものより、汗が気になりにくいのも好印象。

家族や友人、計12人に協力してもらって心拍を測らせてもらいましたが、人が変わるとすぐに反応&値が変化し、全員が計測することができました。

ウォッチフェイス変更(コネクトIQ)

235Jの時計ページ(ウォッチフェイス)は、コネクトIQを使って、変更することもできるので、早速変更してみます。

デフォルト(カラー)のページから…

ウォッチフェイス変更↓

さらに、変更↓

コネクトIQの使い方(詳細)は、マニュアルには載っていないので、試行錯誤しながらでしたが、かなり楽しい作業でした!

コネクトIQでは、ウォッチフェイスの他、アプリ、ウィジェット、データフィールドを取得でき、スマホで並べ替えや削除も可能。

色々と試してみたくなります↓

ライフログ(歩数計)の精度

次に、235Jのライフログ(歩数計)の精度はどの程度か気になり、検証してみました。

と言っても、手首に235Jをつけて、家の中をグルグル歩くだけですが…。

腕振りのパターンは、「大きく」「普通」「小さく」の3パターン。

結果は、

  • 大きく腕振りをして200歩…表示199歩
  • 自然な腕振りで200歩…表示196歩
  • ほぼ腕振りをせず200歩…表示「145歩

その後、改めてガーミンForeAthlete35Jとの比較で計測してみたところ、500歩あるいて「522歩」でした。

235Jと走ってみました!ガーミンってすごい。

GPS捕捉時間が早すぎる!

では、実際にGPSを起動してみます!

まずは、時計ページで、「ランマーク(タイマーキー)」を押し、235JのGPS&GLONASS(デフォルト)を起動。

メインページを開くだけで、自動でGPSの捕捉を開始してくれるのですが、驚くのはその捕捉の早さです!

よくGPSを起動する開けた場所であれば、数秒は当たり前!

屋内(窓から1m)でも、数秒で捕捉を完了してしまいます。

ビル街や林の中など、数か所で試しましたが、初めての場所でも30~40秒でキャッチしました。

にわかには信じられないほどの早さ!

これが、ガーミンの実力か…と脱帽です。

【注意】GPSの捕捉の速さは天候や、障害物の有無、前回の測位からの時間によって変動します。

ランニングデータなど235Jの画面

この日は休日だったので、曇り空のもと、一人のんびりハーフマラソンをしてみました。

①235Jの詳細データ

  • 距離:21.07㎞
  • タイム:2時間19分25秒
  • ペース:6分37秒/㎞
  • カロリー:1043kcal
  • 平均心拍数:124bpm
  • 最大心拍数:168bpm
  • TE:3.2※
  • ピッチ:167spm

※TEとは、運動強度を0~5.0で評価するトレーニング効果指数のことです。

TE指数と効果一覧

②リカバリーアドバイザー

トレーニング後のリカバリータイムも参考になります。

リカバリータイムは、次のトレーニングを実行できる(回復する)までの時間を表示。

この時は、27時間。

21km走って、リカバリータイムが27時間。

結構、長い…ですね。

リカバリータイムの時間内に走りたいときは、クールダウンを意識して、軽めのジョグがおすすめです。

③VO2MAX(最大酸素摂取量)機能

トレーニング後は、VO2MAXを表示することもできます。

私の年齢(30-39)でいうと、VO2MAX:48は、ギリギリ「非常に良い」に入るレベル。

VO2MAXは時々値が更新されますが、レースで本気で走った後は高い値が表示されることが多く、自分の頑張りを評価されている気がします。

④予想タイム機能

VO2MAXを元にした、予想タイムの表示もありますが、

私の場合は「ハーフ」のベストタイムは1時間37分のところ、予想タイムは【1時間39分48秒】なので、おおむね正確。

フルの予想タイムは、【3時間27分31秒】。

うーん、いつかサブ3.5、達成したいものです。

⑤心拍ゾーン

ランニング中の心拍ゾーンの分布もみることができます。

ゾーン3は、持久力の向上・マラソントレーニングに適するレベルで、

ゾーン2は、脂肪燃焼・体力向上の効果が期待できるレベルだそう。

サブ3.5を目指すなら、ゾーン3レベルまで、もう少し自分を追い込まないといけないかな…と反省させられます。

時々、心拍ゾーンを確認しながら、トレーニングしてみようと思います。

心拍ゾーンの状態とトレーニング効果

235Jの履歴をガーミンコネクトモバイルで確認

ランニング後は、スマホとペアリング。

ガーミンコネクトモバイルのアクティビティの詳細は、以下4ページにわたって表示されます。

①ランニング詳細

②ラップタイム

ラップは、かなりバラつきがありますが、アップダウンの激しいコースを走ったので、こんなものでしょう。

③ペース、心拍数、ケイデンス、高度など

グラフを見ると、数字だけでは分からないことに気が付かされます。

ペースのグラフでは、信号待ちをした時間がはっきり分かりますし、心拍数もペースや高度に連動して上下しています。

この日は、235Jも汗でビショビショでしたが、心拍計は途中で計測不能になることもなく、きちんと計測してくれました。

手首での計測は、胸のバンドのように痛くならないし、本当に楽です!

ケイデンスが平均168(spm)、最大183(spm)というのも、レースの時に比べればかなり少なめですね。練習の時から、もう少しピッチを意識したいと思います。

※ランニングにおけるケイデンスとは…1分間の歩数(ランナーとしての理想は180以上とも200以上とも言われます。)

④ランニングの軌跡を地図で確認

ランニングの軌跡も確認できます。

今回は、GLONASSに対応した235Jの測位の精度が気になるので、3つのエリアの軌跡を比較します。

  1. 川沿いの開けたエリア
  2. 広い道路の横に、2~12階建ての建物が立つエリア
  3. 狭い道路に、繁華街のビルが立ち並ぶエリア

ちなみに、この日は厚めの曇り空で、ランニングを初めて1時間くらいたった時の衛星の位置はこんな感じでした↓

1)川沿いの開けたエリア

まずはじめは、川沿いの開けた場所のログです。

衛星をしっかりキャッチできる開けた場所では、細い道を外れることなく、キレイな軌跡を残してくれます。

さすがガーミン!という結果。

2)広い道路の横に、2~12階建ての建物が立つエリア

次に、広い道路の横に、2~12階建ての建物が立つ場所のログです。

軌跡が多少ガタガタしていますが、まずまずの精度。

乱れているところは、12階建てのマンションの横なので、一時的に衛星の電波が遮断されたことによる影響と考えられます。

信号で道を横断した跡は、しっかり残りました。

   3)狭い道路に、繁華街のビルが立ち並ぶエリア

最後に、狭い道路にビルが所狭しと立ち並ぶ、繁華街エリアのログです。

軌跡はかなりキレイですが、背の高い建物のそばでは、やはり影響を受けています。

GLONASS対応といえども、電波が遮断されては厳しいのでしょう。

地図上の建物や道路を参考に、ログを補正する技術など、今後の改善&発展に期待したいですね。

その他、235Jを使って気になったこと

その他、235Jで気になったことを列挙します。

充電の減り方&充電時間

235Jの稼働時間は、公式では、

  • GPS+GLONASS+心拍計ONで9時間
  • ライフログ+心拍計+通知機能ONで9日間

とありますが、実際にはどうでしょう。

検証してみると…

GPS+GLONASS+心拍計ONの場合

100%で走りはじめ、約2時間20分のランで、充電は73%に。(27%減)

⇒2時間20分÷27×100=約518.5分

なので計算上は、100%の充電を使い切るまでに、8時間40分

ライフログ+心拍計+通知ONの場合(GPSはOFF)

24時間の装着で、充電は100%から85%に。(15%減)

なので計算上は、6.6日

(ただし、この24時間の間に、設定を変えるなどいろいろと操作していたので、電池を消耗した可能性は高いです。)

また、充電時間は、75%⇒100%までに、32分間かかりました。

0%からフル充電すると、計算上は2時間といったところでしょうか。

ちなみに、充電中はどのボタンを押しても操作はできません。

着信通知は、電話に出ることもできる!

235Jで新しく追加された、着信やSNSの通知機能。

ただ電話の着信を通知するだけかと思ったら、235Jで「電話に出る」ことや、「拒否」することもできます。

スマホとのペアリングが簡単すぎる!

235Jのスマホとのペアリングは、とても簡単です。

ガーミンのアプリ「ランコネクト」を開くだけで、自動でペアリングが開始。

トレーニング後、その場で同期させられるのは、本当に便利です!

235Jのバックライトは暗め

235Jのバックライトは、暗めだと思います。

夜走る時、手首を返すしぐさで「自動点灯」するのは良いのですが、

「もっと明るくてもいいのに!」

と感じることが多々。

もちろん、見えないわけではないけれど、バックライトはForeAthlete35Jやエプソンの方が明るいです。

まとめ

いろいろ書いてきましたが…

個人的にForeAthlete235Jの好きな点は、

  • 数秒という捕捉の早さ
  • 汗をかいても計測してくれる高性能な心拍計
  • モチベーションアップに貢献してくれるVO2MAX
  • トレーニングの指標になる心拍ゾーン
  • 簡単すぎるスマホとのペアリング
  • オシャレな管理サイト

です。

私の場合、基本的に235Jを休日&ランニング時にしか使いませんが、235Jはトレーニングの相棒としてかなり優秀だと思います。

235Jと共にしっかりトレーニングを積んだら、「絶対自己ベストを更新できる!」そんな気持ちにさせてくれる、ランニングウォッチです。

サブ3.5、是非とも達成したいものです!

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