Mobvoi「TicWatch」シリーズは、Google Wear OS搭載のスマートウォッチの中でも、人気が高く、機種も充実しています。
そこで、今回は以下の4機種の機能・スペックを比較していきます。
- 最も人気のあるハイスペックTicWatch Pro 2020
- 2019年に複数のデザイン賞を受賞したTicWatch C2
- アウトドアスポーツ対応のTicWatch S2
- 最もリーズナブルなTicWatch E2
なお、いずれのモデルも
- 心拍計測
- ジョギングルートの追跡
- 睡眠追跡
は可能です。(衛星システムには違いがあります)
それでは、 TicWatch Pro 2020の機能・スペックから紹介します。
1GBにパワーアップ!人気のTicWatch Pro 2020
サイズ | D45mm x 12.6mm |
重さ | 58.5g(ストラップを含まない) |
素材 | ポリアミド&ガラス繊維 ステンレス鋼ベゼル |
ディスプレイ | 1.39” AMOLED 400 X 400 + FSTN ディスプレイ |
ストラップ | 22mm (本革+シリコン) |
防水防塵 | IP68 |
メモリ | RAM: 1GB /ストレージ: 4GB |
通信方式 | Bluetooth: 4.2 Wi-Fi: 802.nbgn 2.4GHz |
電池容量 | 415mAH |
バッテリー稼働時間 | スマートモード:2日 省電力モード:30日 自動切り替えモード:5~30日 |
衛星システム | GPS/ A-GPS |
心拍センサー | 〇(PPG心拍センサー) |
加速度センサー | 〇 |
ジャイロスコープ | 〇 |
磁気センサー | 〇 |
アンビエントライトセンサー | 〇 |
低遅延オフボディ検出センサー | 〇 |
睡眠トラッキング | 〇 |
スピーカー | 〇 |
バイブレーション | 〇 |
TicWatch Pro 2020は、TicWatch Proのバージョンアップモデル。RAMが1GBにアップデートされ、耐久性も軍事規格の「Corning® Gorilla® Glass 3」が搭載されました。
厚さは4シリーズのなかで一番薄い12.6mm。重量は一番重い58.5gで、解像度は400×400ピクセル。ディスプレイは2層構造。
4つのシリーズの中で、スピーカーが搭載されているのはこのTicWatch Pro 2020のみ。スマートフォンへの着信や通話ができます。
また、搭載されているセンサーの種類は、4機種の中で最も多く、
LEDライトにより心拍数を計測する「 PPG心拍センサー」は他の3モデルに搭載された心拍センサーより高精度な計測が期待できます。
Wear OS by Googleが搭載されていても、バッテリー寿命はスマートモードで2日間、エッセンシャルモードでは30日間と、他のモデルより稼働時間が長いのも魅力の一つです。
メインは普段使い、時々ウォーキングやジョギングをGPSで追跡・記録するという方におすすめです。
クラシックなデザインで差別化!TicWatch C2
サイズ | D42.8mmx12.7mm |
重さ | Onyx/Platinum: 42g / Rose gold: 40.2g (ストラップを含まない) |
素材 | ステンレス鋼(正面) |
ディスプレイ | 1.3” AMOLED 360 x 360 px |
ストラップ | 20mm/18mm 本革材質(交換可能) |
防水防塵 | IP68 |
メモリ | RAM: 512M /ストレージ: 4GB |
通信方式 | Bluetooth v4.1, WiFi 802.11 b/g/n |
電池容量 | 400mAh(最長2日間のバッテリー寿命) |
バッテリー稼働時間 | 最大36 時間 |
衛星システム | GPS + GLONASS + 北斗 |
心拍センサー | 〇 |
加速度センサー | 〇 |
ジャイロスコープ | 〇 |
磁気センサー | ✖ |
アンビエントライトセンサー | ✖ |
低遅延オフボディ検出センサー | ✖ |
睡眠トラッキング | 〇 |
スピーカー | ✖ |
バイブレーション | 〇 |
TicWatch C2は、4機種の中で一番小さく軽量。 強度のステンレス銅に本革のストラップを採用しています。
ウォッチバンドは20mmと18mmの2種類があり、本革材質で交換可能。カラーは20mmが瑪瑙色とプラチナ色の2色、18mmはローズゴールドとなっています。
解像度は360 x 360 ピクセルで、防水防塵はTicWatch Pro 2020と同じIP68。シャワー程度では全く問題ありません。
なお、シンプルでクラシカルなデザインが評価され、2019年iFデザイン賞、2019年レッド・ドット・デザイン賞を受賞しています。
女性向け、プレゼントにもおすすめです。
TicWatch S2
サイズ | 46.6mm x 51.8mm x 12.9mm |
重さ | 52.7g(ストラップを含まない) |
素材 | ポリカーボネート |
ディスプレイ | 1.39″ AMOLED (400 x 400 px) |
ストラップ | 22mm シリコーン(取替可能) |
防水防塵 | 5ATM防水 |
メモリ | RAM: 512M /ストレージ: 4GB |
通信方式 | Bluetooth v4.1, WiFi 802.11 b/g/n |
電池容量 | 415mAh (最長2日間のバッテリー) |
バッテリー稼働時間 | 最大48 時間 |
衛星システム | GPS + GLONASS + Beidou |
心拍センサー | 〇 |
加速度センサー | 〇 |
ジャイロスコープ | 〇 |
磁気センサー | ✖ |
アンビエントライトセンサー | ✖ |
低遅延オフボディ検出センサー | 〇 |
睡眠トラッキング | 〇 |
スピーカー | ✖ |
バイブレーション | 〇 |
TicWatch S2の「S」は「sports」のSです。高スペックでありながら、コスパがいいのが特徴で、「MIL-STD-810認証」と「防水5ATM」を兼ね備えたタフな時計です。
- MIL-STD-810認証=米国防衛装備品のための温度、湿度、高度、振動、衝撃、耐水などの過酷な環境条件をクリア
- 5気圧防水=水深50mまでの水圧(静止状態)に耐える
過酷な状況でのフィットネスにも安心です。
カラーは白と黒、解像度は400×400ピクセル、有機ELディスプレイを搭載。ストラップはシリコーン製で交換可能です。
TicWatch E2
サイズ | 46.9mm x 52.2mm x 12.9mm |
重さ | 48.5g(ストラップを含まない) |
素材 | ポリカーボネート |
ディスプレイ | 1.4” OLED display, 400×400, 287dpi |
ストラップ | 22mm シリコーン(取替可能) |
防水防塵 | 5ATM防水 |
メモリ | RAM:512M /ストレージ: 4GB |
通信方式 | Bluetooth |
電池容量 | 415mAh |
バッテリー稼働時間 | 48 時間 |
衛星システム | GPS + GLONASS + Beidou |
心拍センサー | 〇 |
加速度センサー | 〇 |
ジャイロスコープ | 〇 |
磁気センサー | ✖ |
アンビエントライトセンサー | ✖ |
低遅延オフボディ検出センサー | 〇 |
睡眠トラッキング | 〇 |
スピーカー | ✖ |
バイブレーション | 〇 |
TicWatch E2は、機能面ではS2とほぼ同じですが、価格はS2よりリーズナブルに設定されています。
その差は、アメリカ軍用レベルの耐久性 (MIL-STD-810認証) があるかどうか。
防水性能はS2と同じ「防水5ATM」なので、プールでの使用は十分対応可能です。
解像度は400×400ピクセル。6つのスポーツモードが内蔵されていて、フィットネスを正確に記録してくれます。
カラーはブラックで、シンプルなデザインも人気のひとつ。ストラップはシリコーンで交換可能です。
なお、S2の「sports」に対して、E2の「E」はExpressからきています。
Google Wear OS搭載モデルのスポーツウォッチを検討されている方には、S2かE2がおすすめです。
なお、TicWatch S2およびTicWatch E2には、 動きを検知して自動でパフォーマンスを記録してくれる「TicMotion」が搭載されていますが、Pro 2020、C2にはTicMotionの有無が不明のため比較から除外してあります。